正統派ファンづくりの教科書『新潟発アイドルNegiccoの成長ストーリーこそ、マーケティングの教科書だ』

新潟発のアイドル、Negicco(ねぎっこ)。

ああ、なんとなく名前を聞いたことがあるような…と、いうくらいの知識しかありませんでしたが、心の底からNegiccoが好き!というファンの多さにビックリ。

著者の川上徹也さんも最初は地方アイドルの企画で考えていたのに、Negiccoの魅力にはまり、結局Negiccoで本を出されてしまったとか…。

新潟発アイドルNegiccoの成長ストーリーこそ、マーケティングの教科書だ

私も著者さんに「ファンづくりをしていきましょう」とご提案をしますが、それを日本で一番上手にやっているのは間違いなく彼女らのようなアイドルたちです。良質なファンづくりの秘訣があるならぜひ知りたい、とむさぼるように読みました。

本ではコトラーのマーケティングをベースに、Negiccoの活動と企業の実践事例を交えて書かれています。Negiccoの活動は10年にもなるので資料も事例も豊富!

私がいちばん心を引かれたのは「ネガティブな面、劣等感、弱みも隠さずに見せる」のところ。

まだ全然売れていないときだけど、お金がないから衣装をイオンで揃えてきたとか、予算はひとり5000円とか…こんなことステージ言えます!?

でもNegiccoは見栄をはらずに、正直に言っちゃう。こんなに素直に言われたら聞いている方は「お、応援しなくちゃ…」と思ってしまう。

提供された楽曲がイメージしていたものじゃないのでマネージャーが断ろうとしたら「どんな曲でもNegicco風に歌ってみせます。だから断らないで。」というリーダーのnao☆のエピソードもいい。

これって自分たちのことを冷静に分析して、自分たちに何が足りないか、じゃあ足りないところは応援してもらおうという覚悟ができているんですよね。ありがとうって感謝して受け取る心の準備も。

関係性の構築については下手な企業やビジネスマンよりもアイドルたちの方が最先端かつ洗練されています。ほんとに。

この本の大事なことは「泥臭くて地道。だからこそ説得力と再現性がある」という帯文に凝縮されています。

先入観を取っ払って、個人でも、企業でも、ファンづくりの教科書としてぜひ読んで見てください。




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by mitchyPR | 2014-03-14 16:22 | 本のこと

ヤマモト・ピーアール 水牧美智子