あなたはこの本どう使う?『100億円を引きよせる 手みやげ』

今日はこの本を買いに書店に向かいました。『100億円を引きよせる 手みやげ』です!

100億円を引きよせる 手みやげ

いろんな読み方ができるので1冊で何度美味しいんだ!?って感じで、ビジネス書の営業の棚だけに置いておくのはもったいない。

その1.営業本として読む
まずはいたってノーマルに。山一證券とメリルリンチの営業マンだった著者がいかにして富裕層のお客様の心をつかんだのか、営業の心得を素直に学びましょう。

その2.グルメ本として読む
食べ物ではない手土産もありますが(誕生日の新聞のコピーや折り紙、スタイなど)「美味しいものを買ってきてくれた相手には、誰でも感謝の気持ちを持つものです。」というまえがき通り、食べ物がほとんどです。

「切腹最中」だけだったら、あーあるある。で陳腐極まりないところですが「景気上昇最中」と組み合わせてきらりと光る合わせ技を見せてくれたりします。

1500円のパティスリーSATSUKIのスーパーメロンショートケーキや、(今のところ)10個入り630円(税込)の秋田銘菓「金萬」までぬかりないセレクションと言えるでしょう。

その3.広報・PRのお手本として読む
一店舗しかない希少性価値の「木村屋 田町町本店」(写真のバナナケーキがモノクロなのに美味しそう…)。

サラリーマンを定年退職後に立ち上げたチーズケーキの店ヨハン。しかも従業員のほとんどが元プラスチック製造のプロ、かつ平均年齢70歳超という『リストランテ・パラディーゾ』的な…あ、失礼、ちょっと妄想が脱線事故を起こしました。

つまり、お店のストーリーをどうやって見せるか、何のストーリーが情報の受け手に刺さって人気なのか、いつまでも興味が尽きないところです。

その4.商品開発やネーミングの参考本として読む
日本橋長門の「久寿もち」は「寿」の字が入っているので「縁起物を持ってきました」と言うと喜ばれる、桃林堂青山店の「小鯛焼」を創業30周年の企業に「30匹のめでたい鯛焼を持ってきました」と言って感激される、など。

「葛餅」だと言葉に有り難みがないし、普通サイズの鯛焼では「こんなにいらないよ!」と思われてしまう。この他にも絶妙な例がたくさん載っています。

その5.地方あるあるネタとして読む
「北海道の手土産ではあえて海鮮を外すと吉」、で何をチョイスするかというとおせちを型どった「口取り」という羊羹!正月限定らしいのですが、こんなのあるなんて今まで知らなかった!

このほか、大阪なら神宗の「塩昆布」、広島なら「せんじ肉」、熊本県八代市なら「晩白柚」。

そこの地方出身の人を捕まえて「これ食べた?」と片っぱしから聞きたくなるネタがたくさんです。間違いなく15分以上は話がはずむでしょう。

その6.グルメエッセイとして読む
ビジネス書の棚にあるからといって、小難しい話はまったく無いです。説教臭くもありません。1手土産につき2~4ページで完結する話なので、パッと開けたところから読んでもOK。

ネット注文もできるお店があるので危険です。夜中に読むと危なさ倍増です。


と、いうことでまじめに読んだり息抜きに読んだりできる、不思議な本です。渋谷で探して3軒目でやっと見つけたので、まだあんまり出まわってないのかもしれません。

今のところネットで頼むのが空振りしないかな。面白い本なので読んでみてくださいね。


100億円を引きよせる 手みやげ
越石 一彦
総合法令出版
売り上げランキング: 6,318

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by mitchyPR | 2014-03-29 01:31 | 本のこと

ヤマモト・ピーアール 水牧美智子