カテゴリ:本のこと( 93 )

献本御礼。

池本公平副編集長から『ハカセといふ生物』(技術評論社)をお送りいただきました。ありがとうございます!
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んで、この本ですね、4コママンガなんですけどね、読みながら久しぶりに「ぶほほほっ」ってヘンな笑い声が出てしまいました。

養老孟司先生が帯に「研究者の生きざまは、理屈じゃ説明できない。…だがそれでいい!」とコメントした通り、このマンガはまさに研究者の「生きざま」です。

『シブすぎ技術に男泣き!』(中経出版)ではエンジニアの熱い生きざまが書かれていましたが、この『ハカセといふ生物』は低温やけどをしそうな、研究者のぬる熱い生きざまが克明に描かれており、読んでいくうちに、あら不思議。ゆるキャラ系主人公の柿生に共感し、応援している自分を見つけることでしょう。

個人的には猫の学術名が「フェリス・カートゥス」(正式にはFelis silvestris catus)という事を知り、だから「フェイリス・ニャンニャン」なのかーと納得したり、”逆理の裁者”ベルペオルさんの頭蓋骨と大脳皮質前頭前野って邪眼で大変なことになっているなと思ってみたり、インパクトファクター(IF)の計算式ってプロモーションの効果測定に使えるな、と真面目に考えたり、けっこう賢くなったような気がします。やっぱり自分と違う業界に触れるのは勉強になりますね。

理系のみならず、文系(単なるアニメ好き)も虜にするマンガ。恐るべし! アニメとも相性良さそうなので、ノイタミナ枠でアニメ化実現しないかなーと密かに期待しています。
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by mitchyPR | 2012-02-19 23:14 | 本のこと

たまには小説とエッセイ

献本御礼。

編集者の藤代勇人さんから下記の本をお送りいただきました。ありがとうございます!

『カッシアの物語』(プレジデント社)
ディズニーが映画化権取得したので、そう遠くないうちに映像で見られるかも? と、いいつつまだ3部作の1作目。SFファンタジーなラブロマンス。かわいい女子中学生に読んでもらいたいので、姪っ子ちゃんにプレゼントしよう。

『人生逆戻りツアー』(プレジデント社)
著者の泉ウタマロさんは覆面(?)作家。どうも女性というウワサ。主人公は1ページ目でいきなり葬儀をされています。そこから逆回しに人生を振り返っていくのだけど、登場人物も読み手も最後にぐっと救われる感じ。小さい頃、自分の好きだったものは何だったか忘れかけてしまった人に読んでほしい小説です。

『セクシーに生きる』(プレジデント社)
アメリカ人の女性の著者がフランス人女性の愛の秘訣を書いた本。「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」のキャリーを思い出しながら読みました。これから女性向けの知的な生き方の本が増えてくる予定なので、比べて研究すると面白そう。ちょびっとだけど、パーティーメニューのレシピものっている所がやっぱりアメリカ!
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by mitchyPR | 2012-01-26 18:04 | 本のこと

いま、だんぜん数学が流行っていますね。

授業についていけずいつも涙目だった学生時代にリベンジをしようと、遅ればせながらG. ポリアの『いかにして問題をとくか』を読みました。
いかにして問題をとくか

もともと、数学の問題を解こうとする教師と学生のための本ですが、さすが名著。数学に限らずさまざまな示唆に富んでいます。

私が心に響いたのはこの言葉。

「理解しない問題に答えるということはばからしいことである.自分の望まない目的に対して働くということはつらいことである.」

確かに。

意味もわからず公式をまるごと覚え、左辺と右辺を行ったり来たり、どこに何の数字を入れればいいのか何一つわからないまま追試、追試…。逃げ切ることに力を使い、理解する努力をしなかったのは、せっかくの時間を無駄に過ごしたというものです。

そして、最近出た本の中でのオススメは、ピクト図解の板橋 悟さんの著書『なぜ分数の割り算はひっくり返すのか?』。
なぜ分数の割り算はひっくり返すのか?―数学ギライも図に描けばすぐ理解できる

そういえばなぜだっけ? と軽い気持ちで読んだらびっくり。

今まで知っていると思っていた掛け算、割り算の知識が、いかに表面的で薄っぺらいものだったか大いにショックを受けました。
(割り算には「分ける」と「何倍か」の2つの意味があって、さらに「分ける」の中には「包含除(ほうがんじょ)」と「等分除(とうぶんじょ)」があるとか!)

こうした根本すら知らないんだもの、すぐに壁にぶちあたって「数学なんて嫌い!」ってなるよね…。

その他、マイナス☓マイナスがなぜプラスになるのかは数直線を使って説明しています。図に書けば「あっ、そういうことか!」と、直感的にわかりやすい。

それから、まだ読んでいないのですが、数学者の岡部恒治さんの著書『通勤数学1日1題』も面白そうです。
通勤数学1日1題

一日10分、数学問題に触れることで、「数学力」がつくとのこと。著者曰く「計算が苦手でも数学者になれるくらいの寛容さが数学にはある」。

ほ、ほんとかな…。

どうやら、この数学ブームは計算系というより、実生活に役立つ、考え方のプロセスや数学的な概念を学ぶのが主流のようです。まさにオトナの数学ですね。

学ぶのに遅いことはありません。せっかくなので数学が好きな人も、嫌いな人も、この際、数学ブームにのってしまいましょう。

ちょっと楽しそうですよ!
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by mitchyPR | 2011-09-07 19:58 | 本のこと

ヤマモト・ピーアール 水牧美智子