2013年 10月 31日
柳の下のドジョウは絶滅しました
寒くなってきたからクリームたっぷり濃厚ココアがおいしい!

さてさて、今日は本のコンテンツ打ち合わせ、なんだけど著者さんが少し遅れるとのことだったので編集者さんと印税や最近の本のトレンドについてしばし雑談。
ちょっと驚いた話題が、
もう「二番煎じ、三番煎じマジック」は効かなくなった。
ということ。
ちょっと売れた本があると雨後のタケノコかっ!?というくらいタイトルも装丁も似たような本が一気にどーっと出てくるのですが、それがどんなに並べてもまったく売れないんだとか。
これはいいことですね。だいたい、そのような本はもれなくカスカスなコンテンツの駄本ですので、 すべて滅びるがいい!!
…あっ、スミマセン。思わず力が入ってしまいました。
出版社の資金繰り云々の話も聞きますが、それでも供給過剰や粗製濫造は結局のところ出版の市場を壊すだけなので良くないと思うんですよねえ。
賢い消費者のみなさまにおいては、価値ある本物を選んで買っていただくことを切に願います。
やっぱりコツコツとまじめに作られたものが一番さ!
講談社
売り上げランキング: 9,140
2013年 10月 31日
夕刊フジと日刊ゲンダイ
で、終了後『プロフェッショナルミリオネア』の書評が夕刊フジに掲載されるはずなので、買ってみたら
夕刊フジではない、これは日刊ゲンダイだあああ!!

なんというオレンジ色のトラップ。あなた達、ちょっと似すぎだわ。
悔しいので2紙を徹底的に調べることにしました。
■夕刊フジ(約155万部 Wikipediaより)
・30代~40代を中心とした都市型男性ビジネスマン
・情報感度が高く、幅広い興味を持っている
(クルマ、アルコール、株、健康、メディア、レジャー、スポーツ等)
・日本経済新聞を購読(日経併読率74%)
・約半数の読者が、「朝日新聞」「読売新聞」を併読している。
・「夕刊フジ」を読むのは週に3回以上で、1回に20分以上精読
・女性の読者は1割
公式サイト:ZAKZAK http://www.zakzak.co.jp/
書評コーナー
「BOOKベストセラー」
今日は八重洲ブックセンターの売り上げランキング(総合)から3冊をピックアップして紹介。
その他に新刊3冊を紹介。(プロミリはこのコーナーで紹介)

■日刊ゲンダイ(約176万部 媒体資料より)
・35歳から55歳までが全体の7割。大都市圏のサラリーマン。
・定期購読者率 79%
公式サイト:Gendai.Net http://gendai.net/
書評コーナー
「新書あらかると」3冊紹介
「著者インタビュー」
http://user.gendai.net/articles/index/book/1611
「物見遊山ブックガイド」正津勉氏が週一で本を紹介
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar378936
「文庫in pocket」文庫を1冊紹介
「本の情報BOX」新刊4冊を紹介
あ、あれ?
なんだかゲンダイはすっごい書評コーナーが充実しているような…。
サイトでバックナンバーを見ることができるし。この量が毎日紹介されているのはすごいかも。
日刊ゲンダイ BOOKS
http://gendai.net/articles/index/book
間違えて買ったら発見がたくさんありました。
今日は間違えてよかったよ!
2013年 10月 29日
本を書く人、書きたい人は読むべき1冊『冲方式ストーリー創作塾』

よりよい本をつくりたいと考える著者さん、編集者さんのご理解があって、初めて私が参加できるので本当にありがたいことです。感謝感謝。
私もいろんなジャンルのいろんないいところを情報提供できるよう勉強しているのですが、最近、IT系テクニカルライターの下司智津惠さんに教えていただいた『冲方式ストーリー創作塾』がむっちゃくちゃタメになりました。

冲方丁(うぶかた・とう)さんと言えば文学好きには『天地明察』で吉川英治文学新人賞、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞を受賞された作家、
アニメ好きには「攻殻機動隊 ARISE」のシリーズ構成、脚本、「蒼穹のファフナー」の文芸統括、構成、脚本、
ゲーマーには「カオスレギオン」の小説版、「シェンムー」のシナリオライターと書けば分かりやすいでしょうか。
私はすごすぎて分からなくなってきました。
これ、小説やストーリー系のビジネス書を書きたい人は必読、そうでないモノを書く人も読んだほうがいいです。さらーっと応用範囲の広い基本ノウハウを詰め込んでいるのでバリュー高し。
内容は技術論なのですが、かなりくだけたエッセイ風になっているので読むのに苦労はない。でも、おすすめされているトレーニングはむちゃくちゃ根気が必要で、でも2~3回やると筆力は爆発的に上がるだろうなあと思いました。
これが発売されたのは2005年、冲方さんが27、8歳の時に書いたんかと思うと(筆の速さも含めて)恐ろしい。
この他にもアニメと漫画、ラノベの書き方の本があるので、私はこれから購入予定です。
いや、すごいわ。これ。あと、勝手におじいちゃんだと思っていました。冲方さん、ごめんなさい。
2013年 10月 28日
寒川神社で八方除けと商売繁盛祈願

本当に思いつきで行ってきたので、受付で「ご祈願は何ですか?」と聞かれて「ん??んん?…八方除け……かな??」とアタフタしていたら、商売繁盛もつけておきますね、と気をきかしてもらいました。ふー。

ご祈願メニューはこんなにありました。選び放題です。
http://samukawajinjya.jp/kigan/ki02.html
申し込んだら番号入りのカードをもらって

待合室でセルフのお茶とお菓子をいただきながらご祈祷の時間待ち。ちょっと早めの七五三のファミリーが3~4組いて可愛かった!

上着を着るのが新鮮。というか初めての経験。

中でどんなご祈祷をするのかは公式サイトに映像がありました。
http://samukawajinjya.jp/houi/houi09.html
で、お神酒とか御神供(紅白の落雁、かな?)とかお箸とかお守り等などを授けてもらえます。こんなにもらえるのに参阡円の基本コース。高額になるとより多くのアイテムが手に入ります。
自分の名前が入って、嬉しい、かっこいい!

さっそく気も清浄になったので、よい仕事が出来そうです。さらに今日は赤坂豊川稲荷にもお参りしてきたので、かなりパワーチャージしてます。
ご加護もたっぷりいただいしメディア運を大放出していくぞー!
2013年 10月 25日
直近の雑誌の発行部数調べ2013(ビジネス、マネー系)
自分に必要なことしか書いてないでごめんね!
(後から検索が便利なもので)
■印刷証明付き発行部数(日本雑誌協会 2013年4~6月)
http://www.j-magazine.or.jp/magadata/?module=list&action=list
PRESIDENT プレジデント社 263,734
BIG tomorrow 青春出版社 107,134
週刊ダイヤモンド ダイヤモンド社 146,667
週刊東洋経済 東洋経済新報社 97,500
COURRiER Japon 講談社 80,000
THE21 PHP研究所 69,934
週刊プレイボーイ 集英社 214,167
AERA(アエラ) 朝日新聞出版 123,359
SPA! 扶桑社 114,510
¥en_SPA! 扶桑社 33,000
■日経BP社 媒体資料(ABC 2011年1~12月)
http://adweb.nikkeibp.co.jp/adweb/index.html
日経ビジネス 231,203
日経ウーマン 111,156
日経マネー 108,508
日経ビジネスアソシエ 52,936
日経トップリーダー 47,572
日経情報ストラテジー 10,720
■ダイヤモンド社 媒体資料(ABC 2011年1~6月)
http://mediadata.diamond.ne.jp/dzai/
週刊ダイヤモンド 104,877
ダイヤモンド・ザイ 210,000
■東洋経済新報社(ABC 2012年1~6月)
http://www.toyokeizai.net/ad/info/info_wtk.html
週刊東洋経済 69,931
※日本雑誌協会の数字はABCより2~3万部多めな気がするなあ…。
2013年 10月 24日
負け戦反省会会場にて

しかし、転んでもタダでは起きません!
失敗したデータはしっかりと採取しました。
何時間以内に何をすべきとか、逆に何時間以上経過したらどれだけプッシュしても人は情報は見ないとか、これまで勘だけで曖昧にやっていたことが数値として分かったのはかなりの収穫。
これでいつでも失敗を再現できます。あとはどうしたら成功するかを少しづつ試していくだけです。
そして反省会をしているうちに、幾つか面白い企画も出てきたのでそれは11月に開催する予定。
準備ができたらお知らせいたします。
※わりと落ち込んでいたのですが、反省会後はピザを食べたので今はもう元気さ!
2013年 10月 23日
2013年に休刊、創刊した雑誌
毎月買っているわけではないのですが、図書館の雑誌コーナーの1/4が「休刊しました」になっているところに追い打ちをかけるのはなんとも寂しい状況で…。
でもABC(日本雑誌協会)を見ると、2013年4月~6月の算定期間で130,300部。前年同月比で約2万部の減少だけど、それでも10万部以上も出ているんだよなあ…。
いただきものの「白松がモナカ」を頬張りつつ…。

参考までに、2013年になってから休刊した雑誌をざっとリストアップすると(本当はもっといっぱいあるんだけど)こんな感じ。
『Grazia』(講談社) 48,000部
『GLAMOROUS』(講談社) 80,000部
『MISS plus+』(世界文化社) 110,000部
『男子食堂』(KKベストセラーズ.) 110,000部
『日経WinPC』(日経BP社) 26,735部
※その他、休刊情報はBOOKSルーエさんのサイトが参考になります。
2013年度 雑誌休刊・廃刊 情報
http://www.books-ruhe.co.jp/recommends/index/magazine/log/old_2013.htm
女性ファッション誌、カルチャー誌については、
『GOLD』(世界文化社)、『DRESS』(幻冬舎)、『ハーパーズ バザー』復刊・隔月刊(ハースト婦人画報社)、『ROLa (ローラ)』(新潮社)なんかが復刊、創刊しているので、たまたまスクラップアンドビルドな年だったのかもしれないですね。
むかし、故・金子哲雄さんとお話をさせて頂きた時に、雑誌は10万部以上でないと影響力を感じないと伺いましたが、休刊した雑誌の発行部数を見ていると、まあそうなのかもしれません。
その一方、別のところでは「休刊すると恥ずかしい」との理由で生きながらえている雑誌があると聞いたことも…。
音楽系の雑誌はwebに移行ですが、これはこれで紙媒体よりwebの方が相性がいいのかもしれませんね。
音楽誌「WHAT's IN?」「PATi・PATi」が休刊へ Webなどに移行(ITmedia ニュース 2013年4月08日配信)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/08/news076.html
雑誌は波瀾万丈の2013年でしたが、来年はどうなるのでしょうか!?
まだまだ目が離せない1年になりそうです。
2013年 10月 22日
「キルラキル」3話を見たらビジネス書と通じるところが多かった
![キルラキル 1(完全生産限定版) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51%2BfnpRURTL._SL160_.jpg)
アニメと言ってもストーリーから演出から細部まで練られた内容で、特に先日の3話は私的にかなりキテる言葉が多かったです。
詳しくはこのレビューが分かりやすい。
「脱ぐという覚悟。噂の「キルラキル」3話までをまとめてみた」 ‐3ページ目(エキレビ!)
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20131021/E1382283328277.html?_p=3
鬼龍院皐月様が「それを俗な価値基準で恥じるなど、まさに己の小ささの証明!」とヒロインの流子に言うのですが、これって先日紹介した江上治さんの『プロフェッショナル ミリオネア― 年収1億を生む60の黄金則』でも同じことが書かれていました。

「「基準値」についても触れておこう。私がとてつもない報酬を得る人の特徴として、あちこちで話しているのが、この基準値の高さだ。」(P103)
元々の基準値が違うから、感じ方も考え方も「違う」。Aパートで皐月様が神衣を着る時に「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」と言うのですが、つまり、そういうことです。
私が20代のとき、「謙虚さを知れ」とよく言われましたが当時は全く理解できませんでした。上司の判断は間違っている!と自分が思うのは、まだ自分がそこまでの基準を持っていないからであり、浅はかな知恵を振り回していたかと思うとめっちゃ恥ずかしい…。
あと「覚悟」の話。
脱ぐという覚悟。噂の「キルラキル」3話までをまとめてみた‐2ページ目(エキレビ!)
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20131021/E1382283328277.html?_p=2
「覚悟」がないと神衣は真の意味で着こなせない。
これは昨今の出版の話にも通じることで、ビジネス書については「本を出すのが名刺代わり」なんていう牧歌的な時代は残念ながらとっくの昔に終焉を迎えて、再びそんなハッピーな時代がくるかどうかは分かりません。
自己啓発書のバイブル『「原因」と「結果」の法則』によれば

「成功を手にできないでいる人たちは、自分の欲望をまったく犠牲にしていない人たちです。人間は、もし成功を願うならば、それ相当の自己犠牲を払わなくてはなりません。
大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな成功を願うならば、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはならないのです。」(P67)
本で例えるならば、印税を満額もらって、日経新聞に広告も出してもらおう!あと、テレビも出てチヤホヤされたいなあ!…なんて考える人はNGということです。
いま著者の「覚悟」が無いと本は売れません。
ベストセラーという成功を手に入れたかったら、どんな犠牲を払うかです。犠牲という言葉が悪いなら、先行投資という言葉でも構いません。そこに無自覚だと、デキる編集者さんほどモチベーションは下がります。
と、いうかそういう著者さんはこれからどんどん淘汰されていくんだろうなあ。
…って、アニメにどれだけ熱くなっているんだよ!という話ですが、キルラキルはそれだけの熱量を持っています。大人こそ、ぜひ見て欲しいと思います。
「キルラキル」公式サイト
http://www.kill-la-kill.jp/
余談1:
皐月様の「だったら貴様は、神衣の中にその無自覚な肉体を突っ込んでいるに過ぎない!」ですが、西洋の衣服の哲学は「立体の中に体を入れる」、東洋の衣服哲学は「平面の布を体に、巻く・縛る」だそうです。
一流ブランドの服は、なぜ高いのか?(ファッションプロデューサー しぎはらひろこのブログ)
http://ameblo.jp/chao-shigihara-biog/entry-11458083154.html
西洋の衣服の哲学までご存知とは、さすが皐月様っす!
余談2:
本が出せる人出せない人研究会。がもうすぐ開催。
2013/10/24 (木) 19:00 - 21:00
場所は赤坂です。
詳しくはこちらから
http://peatix.com/event/21314
売り上げランキング: 326
2013年 10月 22日
築地ー八丁堀ー築地
こうして写真を撮ると築地本願寺って海外ムード満点!

用事が案外早く終わったので築地の銀行に寄って、保険と税金の振込手続きも完了。
しかし、その後の八丁堀での打ち合わせ中、めったに鳴らない携帯にガンガン電話がかかってくるので、抜けだして電話に出たら、なんと銀行の担当者から。窓口で金額を間違って多く受け取ってしまったので、返すから来てくださいとのこと。
税金の締め切りは10月と12月の2回に分かれているのですが、総額ばかりが目立っていたので、12月分も10月の伝票でうっかり間違って払ってしまったのです。
金額に気付かなかった自分が一番悪いんだけど、プロである銀行窓口のお姉さんも気付かないとは、きっと振込用紙のデザインが良くないに違いない。
でも、銀行からお詫びにキティちゃんのティッシュをもらったので、まあちょっとだけラッキーかな。
デザインについて考えるいい1日になりました。

2013年 10月 19日
夜のケーキデリバリーが六本木で大ヒット!
お店ではハロウィンが盛り上がっていました。

つもる近況など聞いていたら、彼女の友人がケーキ屋さんと組んで六本木で大繁盛とのこと。
彼女の友人であるOLさんは、ある時、水商売の女性向けのケーキを思いつき、かと言って自分はケーキを作れないので、知り合いのケーキ職人に売り込んで共同でケーキを開発。六本木でデリバリー専門店を始めて大成功してるらしいです。
デリバリーケーキ専門店「スマイルラボ」
http://www.smilelabo.com/menu.html
個人のブログですがこっちの方が見やすい
http://mimi0525.blog.so-net.ne.jp/2013-04-28-1
Twitterで新商品が見れる。メタリックのハイヒールのケーキとか!
https://twitter.com/smilelabo_rpg
配達エリアは六本木、麻布近辺、お店の開店時間は14:00~4:00(配達時間は17:00~4:00)。ケーキがキティちゃんコラボだったり、ヒョウ柄だったり、こりゃ人気出ますわ…。
PRのアドバイスをする時に世界で4位だったら地域で1番になろう、ということをお伝えしているのですが、まさにこのこと。
ファミリーに愛されるケーキじゃなくて、六本木のお姉さまにだけ愛されるケーキ。
いいじゃないですか!最高!!
まだ世に知られていないナンバーワンを見つけて嬉しい1日でした。